アメリカに住んでいて恋しいもの、さまざまな意見があると思いますが生卵も代表的な1つ。
ただ、アメリカの卵は生食用ではないので、泣く泣く避けている方もいるのではないでしょうか。
実は、アメリカでも生卵を楽しむ方法があるのです!
この記事では、アメリカで卵を安全に食べるための選び方を紹介します。
大切なポイントを理解して、アメリカでの生卵生活を楽しみましょう🌟
アメリカ・日本の卵事情
前提として、アメリカでスーパーで売られている卵は、殺菌(パスチャライズ)されていないものが多いです。
そのため、サルモネラ菌による食中毒のリスクがあります。
サルモネラ菌に感染すると、発熱・腹痛・下痢などの症状が現れることがあります。
特に子どもや高齢者、妊婦は感染すると重症化する可能性があるため、注意が必要です。
一方、日本では卵の洗浄について、消毒液(次亜塩素酸ナトリウム溶液)で洗うことなどの厚生労働省からの指針があります。
このおかげで、どの卵も安心して生食できるのです。
この背景には、卵を生で食べる文化があるかどうかが影響していると考えられます。
アメリカでは基本的に加熱して卵を食べるので、殺菌する必要がないのでしょう。
アメリカの卵を安全に食べる方法
ここからは、アメリカで卵を食べるときのポイントを紹介します。
1. 加熱する
最も安全なのは、卵をしっかり加熱して食べることです。
これなら、特にタマゴの種類を考えなくても安全に食べられます。
- 目玉焼き:ふたを閉めて蒸気で加熱 or 両面焼きで、黄身が固まるまで
- ゆで卵:沸騰してから10分程度しっかり茹でる
- オムレツ:薄めに焼く or 焼き加減をチェックして中まで火が通るように
一般的に、サルモネラ菌は75℃で1分間以上もしくは70℃で約3分間の加熱で殺菌できます。
調理中に殺菌できるので、卵を安心して食べられるようになるというわけです。
2. Pasteurized Eggを使う
アメリカには、加熱殺菌(パスチャライズ)済みの卵も販売されています。
卵が固まらない温度で長時間加熱して殺菌した「Pasteurized Egg」です。
この卵は、日系スーパーで手に入ることが多いです。

私はTokyo Centralで「Fearless Egg(旧:a good egg)」の卵を買ったことがあります。
ただ、人気なのか、時間によれば売り切れていることも…
手に入ってしまえば、卵かけご飯やすき焼きを思いっきり楽しめます!
日系スーパーに行くことがあれば必見です🌟
※似たような名前で「Pasture-raised Egg」もありますが、これは「放牧されて育った鶏の卵」という意味。
別のもので生食には向かないので、注意してください。
3. 自宅で殺菌する
自己責任にはなりますが、家庭でも湯煮で卵を低温加熱して殺菌することは可能です。
卵が固まらない60℃で75分程度加熱する方法があるようです。
温度が上がってしまうと卵が固まってしまうので注意。
低温調理器などを使うと温度管理がしやすいでしょう。
ただし、小さな子どもや妊婦が食べる場合は、パスチャライズド卵を使う方が安全で手軽です。
私は、サルモネラ菌の食中毒と生卵欲を天秤にかけたところ、安全のほうが勝ったのでまだやったことはありません🤔
Tokyo Central(ドン・キホーテ)で買った「卵かけ風ご飯のたれ」で、気分を高めています…
まとめ
結論として、アメリカの卵は基本的に生で食べない方が安全です。
どうしても生で楽しみたい場合は、Pasteurized Eggを選ぶのがまだ安心できます!
また、自己責任にはなりますが、低温で加熱殺菌して食べる方法もあります。
安心できるチョイスを知って、安全に卵生活を楽しみましょう!

